難しそうなタイトルですが、観念的にならないよう、日常的なことばで共に考えましょう。 私たちはある時ふと気がつきます。私ってなんだろう。私はなぜここにいるのだろう。この問いには答はありません。 そして、このことは私だけでなく、私たちすべての人間が感じていることだということを知ります。やがてそれは、運命を共にする類としての自覚、他者への愛につながります。 そんなことは感じたことも考えたこともないという人はそれをまだ意識できないだけなのです。
「レッテル貼りはやめよう」
人間が人間であることによる心理は共通に存在するが、個性は千差万別だ。人間は男女、年令層、学歴、家柄、血統、出身地、障害の有無・程度、人種、民族、国籍などの属性で区別されがちだが、その中でも個性は一律ではない。属性に多少の傾向はあっても、その傾向にまったく当てはまらない個人もいる。だから、属性にレッテル貼りをすることは愚かだ。人間は人間という共通点があるだけの各個人だ。