難しそうなタイトルですが、観念的にならないよう、日常的なことばで共に考えましょう。 私たちはある時ふと気がつきます。私ってなんだろう。私はなぜここにいるのだろう。この問いには答はありません。 そして、このことは私だけでなく、私たちすべての人間が感じていることだということを知ります。やがてそれは、運命を共にする類としての自覚、他者への愛につながります。 そんなことは感じたことも考えたこともないという人はそれをまだ意識できないだけなのです。
「人間の価値とは」
人間の価値とは何だろう。家柄・人種・民族等の生まれついた属性でないことは明白だ。また学歴・経歴・社会的地位などのこれまでに獲得した属性でもない。だから、例えばノーベル賞を授与された人であっても、その人がそれに満足してしまっていたり、自慢したりしていたとすればその人にはもう価値はない。
人間の価値は現在にしかない。人間の価値は現在の一瞬一瞬の行為にしかない。